囲碁をやるうえで一番大切にしたいこと
- 悟 小林
- 2020年2月15日
- 読了時間: 2分
僕が囲碁を指導する上で一番大切にしていることは、楽しむことです。
全ての原点は楽しむことです。ここがずれていると、囲碁の内容も悪くなりやすいですし、上達にも繋がりません。
そして、継続して楽しむコツは自分が上達に向かっていると感じることです。
どんな些細なことでもいいので、自分は前に進んでいると実感することが大切です。
誰でも、自分が今上達している!と感じれば、楽しいでしょう。
ここで大事なのが、〇〇さんに勝てるようになったとか、実際に何級に上がったなどを目標にしないことです。
意識しておくくらいはいいですが、基本的にそういった目標は自分にプレッシャーをかけてしまうだけです。
皆さんは、負けが込んで来て囲碁が嫌になってしまったとか、不調続きで全然良い碁が打てず嫌になってしまった経験はありませんか?
そういった現象は、いつの間にか目標が目の前の碁に勝つことになっていたり、相手をやっつけてやろうというのが目標になってしまったりすることで起こります。
そうならないために大事なのは、自分の伸ばすべき部分を考え、伸ばす方法を考えそれを実行し、自分が良い方向に進んでいることを実感することです。
具体的に言えば、ただやみくもにネット対局するのではなく、自分は大局観が弱いからそれを改善することを意識して打とうといった具合です。
出来れば、大局観をもっと細分化し、石の強弱に絞ってみて行こうとか、攻める方向性を気を付けてみよう、というくらい細かく見て行くと良いです。
要するに、自分はどうやったら上達できるのか、ということに焦点が定まっている状態です。
そういうことに焦点を当てている人は、目の前の勝ち負けにこだわりません。一時的な不調に陥っても、それも成長の機会にすることができます。
この状態になると、囲碁が常に楽しめます。大半の悩みはなくなるでしょう。
ずっと続いていく継続的な楽しみがあるというのは、本当にいいものです。
そうやって楽しんでいると、いつの間にか実力も伸びていた、というのが理想的です。
どんな時もこの原点を忘れず、囲碁を楽しみたいですね!
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