囲碁は難しい?
- 悟 小林
- 2019年12月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年12月9日
囲碁インストラクターの小林です。
僕が囲碁やってます、というと、囲碁って難しいよねとよく言われます。
囲碁やってるというだけで、頭いいんだねと返して来る人も多いです。
囲碁は難しいか?と聞かれれば確かに難しいです。しかしそれはどんな競技にも言えることです。将棋も難しいし、五目並べやオセロだって実は難しいです。
おそらく多くの人が言っているのは、囲碁って意味わからないよねということだと思います。将棋なら王将を取ればいい、五目並べなら五個石を並べればいいというようなシンプルな勝利条件がないからでしょう。
囲碁の勝利条件は、相手より陣地を多く取る事です。要するに他のゲームでいう得点が陣地にあたるわけです。相手の石を取った場合も自分の得点になります。
ただ、その得点が確定するのが終局後で、しかも、その陣地が一体どこなのかが素人にはかなりわかりにくいのです。
ここで囲碁を現実世界で例えてみたいと思います。
黒一族と白一族が、他に誰も住んでいない大陸にいたとして、お互い殺し合いをしてもいいし、話し合いをしてもいいので大陸すべてがどちらかの陣地で確定するまで争ってみましょう!
ということになります。
なので、終局するまではどこがどちらの陣地か確定しません。争いでひっくり返されるかもしれないですからね。そもそも、相手が一族を根絶やしにしようとしてくる可能性もあるため、陣地どころではなく生存をかけた大戦争になっている可能性もあります。
実際の囲碁もこれと全く同じことが起こります。穏やかに陣地を分け合って終わることもあれば、激しい戦闘でどちらかが大きく取られ最後まで終わることなく途中で決着することもあります。
ですので、囲碁は他の多くのゲームのようにこうすれば勝ち、というのがないのです。
なるべくわかりやすく言うとすれば、黒と白でお互いの生存権を主張しあい、最後により多く自分の生きるスペースを確保した方が勝ち、ということになります。
なんとなく雰囲気はつかんでいただけましたか?
確かに始める時は少し難しいですが、別に賢い人じゃないとできないわけではありません。他のゲームに比べ、ちょっと自由度が高すぎて何したらいいかわかならないだけです。
その分、わかってこればとても楽しいゲームです。
この記事を読んで囲碁が気になって来た方はぜひ囲碁を始めて見てくださいね!
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