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囲碁が不人気な理由

今回は囲碁が不人気な理由、というテーマで書いて行きたいと思います。


この記事をご覧の方は、特に将棋と比較して囲碁が不人気な理由が知りたいのではないかと思います。


将棋と囲碁との人気の差の大きな原因ですが、それはズバリ囲碁がわかりにくいところにあるでしょう。


将棋は、相手の王将を取るという明確な目標がありますが、囲碁はどうすれば勝てるかが非常に分かりにくいのです。


この点は囲碁講師をやっている身からしても、頭を悩ませる部分です。


しかし、注意していただきたいのが、


面白さがわかりにくい=面白くない


ではないということです。


囲碁は読書などと同じで、ある程度の教養がなければ楽しむことが出来ないのです。


実は囲碁は将棋と比べ、タイトル戦などの賞金は囲碁の方が高いことが多いです。


競技人口は囲碁の方がかなり少ないにも関わらず、です。


これはつまり、囲碁を楽しむ人がそれだけ囲碁にお金を使っているということです。


将棋は競技人口は多いですが、お金を払ってまでやりたいという人はぐっと少なくなります。


一方で囲碁は、生涯の趣味にしている方が多く、囲碁に夢中!三度の飯より囲碁が好き、という方も結構います。


他にも、囲碁の人気が上がらない理由があります。


初心者が囲碁を始めたいと碁会所などに行くと門前払いされた、という話をよく聞きます。


これも囲碁初心者の方には大変申し訳ない話ではあるのですが、一方で仕方ない話でもあります。


囲碁愛好家の方は、目の前の囲碁が楽しいですし、自分自身が囲碁がもっと強くなりたいと思っていますので、他の方のことはあまり気にかけないことが多くなってしまいます。


要するに、初心者の方が来ても、私は今囲碁を楽しんでますから邪魔しないで下さい!となる訳です。


囲碁界は、囲碁を広めよう、もっと囲碁での売り上げを増やそう、という気持ちが薄いと言われます。


これもまた仕方ない話で、囲碁を広める中心となるべきプロ棋士が、一生囲碁を打てれば満足、多少給料が少なくてもいいかな、という感じなのです。


囲碁を知らない人に向けたイベントや、メディア進出などを積極的にやろうと活動している方を僕はほとんど知りません。


これもまた、囲碁が打てて、今いるお客さんと一緒に楽しめればそれで幸せ、という気持ちの表れであり、ある意味で囲碁の深い魅力を表しているのです。


長文になってしまいましたが、囲碁の人気が上がらない理由はこのような感じです。


囲碁をやってみたいが、教えてくれる人もいないし、良い手段もないという話をよく聞きます。


もし、この記事を読んで囲碁に興味が湧いた方は、ぜひこのサイトから私まで連絡いただければと思います。

 
 
 

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